Arduinoはじめました

最近巷で流行っている、フィジカルコンピューティングなるものを、私もしてみんとてするなり。
いや、フィジカルコンピューティングなんていう立派なものじゃないな。
要するにコンピュータで制御できる電子部品いじりあそびです。


というわけで、Amazonで衝動的にポチりました。以下の2つ。

Arduinoをはじめよう
Arduinoをはじめよう
posted with amazlet at 09.10.12
Massimo Banzi
オライリージャパン
売り上げランキング: 4259

Arduinoをはじめようキット
スイッチサイエンス
売り上げランキング: 928


何が凄いって、その敷居の低さ。


コンピュータからUSB接続でゲジゲジマイコン)にプログラムを書き込んで、そのマイコンにデジタル/アナログの入出力を行わせる。
これって、10年くらい前は、理系の大学生だって尻込みするくらい面倒で高度な知識を要する作業だったはず。


少なくとも情報工学科の(つまり、初心者レベルのハードの知識しかない)学生の私だったら、1年くらい参考書と失敗作に埋もれてやっと出来るか、途中で投げ出すか、くらいのレベルだったと思います。


それがですよ。


今回、LEDをマイコンに制御させて好きな間隔で点滅させるまでに私がやったことは、

  • Amazonでぽちる
  • 届いたら基盤とPCをUSBでつなぐ
  • IDEを立ち上げて数行のコードを書いて、ボタンを押す

これだけ。


箱を開けてから30分かかっていません。


Arduinoを制御するための言語も、C言語をベースとした、かなり直感的にやりたいことができるようになっている言語です。
多分、YAYAでゴーストを作れる人なら、すぐ理解できるレベル。


そして、この「Arduinoをはじめよう」という本も、超初心者向けで、ほとんど絵本のような書き方がされています。回路図なんて出てこない。
実際の部品のつなぎかたが絵になっているので、その通りにつなぐだけ。
読み終わるのに1時間かからないでしょう。
それでいて、デジタル入出力、アナログ入出力、PCとのシリアル通信、の基礎の基礎、最初の一歩はちゃんと押さえています。


はじめて「パソコン」に触って、自分の知らなかった世界がぱあっと開けていくような。
暗闇から急に明るいところに出たような、そんな感覚を久しぶりに味わいました。


本と基盤セット、両方あわせても、6000円かそこらで死ぬほど遊び倒せるおもちゃです。
これはむしろ、文系の人にお勧めです。