ロゴスの彼方

ここ数年、ずっと興味を持って追いかけているテーマがあります。
「言葉」というものについて、です。


脳科学の分野から、哲学の分野から、記号論理学の分野から、
文学の分野から、他人とのおしゃべりから、私のお仕事から、
その他あらゆる事柄から、そのテーマは浮かび上がってきます。


私達人間は、ありのままの世界に住んで、ありのままの景色を
見ているように錯覚していますが、実際には、みんな少しずつ違う
脳の中に住んでいる。世界は自分の脳の中にあるのだ。
――脳科学の本を読んでいると、そんな印象を受けます。


そして、その脳を「無意識」と「意識」に分けたとき、
「意識」の方を、つまり「思考」をドライブしているのは、
「言葉」なんじゃないかと思います。


ということは――
【「世界」は「言葉」で出来ている。】
この文章はきっと、世界のみんなが言葉でコミュニケーションをして
社会を作り上げている、という以上の意味を持っていそうで…


私は情報工学が専攻でしたので、上記のような分野はあまり
タッチしてこなかったのですが…
今、もし、もう一度学生の立場に戻れるとしたら、
そんな分野の研究をしたいなあと最近思います。


「言葉」をテーマにした、ちょっと変わったゴーストのアイデア
1つ浮かんでいるのですが、なかなか手をつけられません。