初見

id:aobanozomi:20070725:1185315368

どんなサービスでも、大多数のユーザの素直な心情というのはこんなところでしょう。
理解するのに苦労してまでそのサービスを使ってくれる人は稀です。


これ、ソフトウェアでも同じで、例えばフリーのツールなんかは、
解凍なりインストールなりして、起動した後、何分間くらいユーザが「試行錯誤」
してくれるのかと思うと怖くなります。
5分くらい?30分くらい?


勿論、ユーザが「そのツールをどうしても使いたい」度合いや、
「他に同じような機能のツールがある」度合いなんかによって変わってきますが、
「別に使わなくても困らない」ツールの最初の一歩のために、1時間以上努力して
くれるユーザは稀だと思います。


ですので、ソフトウェアやサービスを利用して欲しければ、とにかく
「最初の5分」の壁を低くすることが肝心なのかもしれません。


壁を低くするためには、もちろんユーザインタフェースを直感的にする、
システムの振る舞いを予測しやすくする(最小驚愕)というのが有効ですが、
元記事でも書かれているように、「マニュアルをつける」ことで補完することもできます。


もちろんそのマニュアルにも「最初の5分」は存在するわけで、
今度はマニュアルを分かり易く簡単にすることが重要になってくるわけですが。
最近は、携帯電話やPCを買うと、「スタートアップガイド」のような、1枚か精々数枚の、
「最初の5分」用のマニュアルが別に付いてきますよね。


人間は最初の印象で物事を判断する。
これ、色々なことに言われてるけど、ソフトウェアやサービスにも当てはまるのだよなあ。
そんなことを思いました。


私も、とりあえず作ってろくな解説も無いままに放り出してあるようなツールが多いですね・・・