Vistaについて(2) ファイル操作


さて。
旧マシンからのデータ吸い上げも一通り終わったので、この機会にいろんなデータの
ディレクトリ構造や何かをすっきり整理していたのですが。


XPまでだと、こういう作業はエクスプローラをいくつも開いて、あっちにドラッグ、
こっちにカット&ペースト、でかなり面倒な作業だったのですが、Vistaだと
エクスプローラ(というかフォルダ)1個〜2個開くだけで作業が足りてしまいました。


フォルダツリーが左側に見えているのはこれまでのエクスプローラと同じなのですが、
ファイルの操作に関連する作業のストレスが確実に低減されている感じです。


これは口で説明するのはなかなか難しいのですが・・・
いままでフォルダパスが表示されていた部分が コンピュータ>Dドライブ>data>hoge 等と
表示されていて、パスの一部分をクリックすることでその階層に一気に飛べたり、
フォルダでの検索がスムーズで高速だったり、ドラッグ&ドロップする際に、何個のファイルを
どこに移動しようとしているのかわかりやすかったり、上書きが発生する際に、
どっちが新しくてどうすればいいのかはっきり示してくれたり。


UIの細かい点が、いままでのOSの反省を生かしてうまく工夫されていて、
自分がいまどこで何をやっているのかわかりやすく、やりたいところにすぐに手が届く感じ。


これはUIだけではなくて、バックグラウンドで動く実際のコピーや移動のプロセスも
きちんと強化されているようで、いままでのように意味不明に凍ったり待たされたりということが
あまりありません。


勿論、PCが新しくなって高速になったせいもあるのでしょうけど…


Vistaでは、とかく「エアロできれいになった」「ウィンドウが斜めになる」なんて瑣末なことばかり
喧伝されていました。それだけを聞いて「ただ綺麗になって重くなったWindows2000じゃないか」
なんて揶揄する向きもあるようですが、OSのコアとなるこういうファイル操作・検索なんかが
しっかり強化されているのはポイント高いです。