哲学とプログラミングと

ちょっと哲学専攻の友人と話す機会があったのですが。
哲学をやってる人は、プログラミングというか、計算機科学をやってみるといいと思いました。


私は哲学はきちんと学んだことはなく、計算機学の一部として
言語論や記号論理学を齧ったり、或いは、その辺にある一般向けの
哲学の入門書を斜め読みしたり、その程度の知識しかないのですが。


哲学の領域である(?)論理学とか、命題とか、真偽とかが、
プログラミング言語や計算機の言語学と不可分に結びついているだけでなく、
プログラミングに慣れるとそれらはまさに体で覚えた感覚、になるからです。


プログラミング言語では、抽象的な概念が一杯出て来ます。
オブジェクト指向、クラスとクラスインスタンスの関係、クラスのメンバ、ポインタ、参照…
或いは、関数に関数を渡すとか、関数に関数を渡す関数とか、常に真あるいは偽である命題とか…


こういう抽象的な概念、哲学のわけの分からない用語(失礼!)を例示し読み解くのに
手がかりになる気がします。
私が哲学用語よりも計算機用語に慣れてるというだけの話のような気もしますが。