で。

長々と書きましたが、これらの警句は勿論、職業として技術に携わる者にとっての警句であって、
趣味でやる分には別に何に興味を持とうが、技術のために技術をいじくろうが、別に何も問題は
無いと思います。好きでしている事なのだから、自由にすればいい。


だけどやはり警句の示す原則はそこでも適用されるので、技術のための技術、目的の見えない技術は
それをブラックボックスとして使うだけの利用者にとっては、あまり興味を持たれない事が多いです。


それは当然の事だし、仕方ないことなのだと思うのです。
だけど、「利用者にとって」を明示するかしないか、によって興味が変わる場合もあります。


例えば今、私が「C#のDLLから関数をアンマネージにエクスポートする方法」を書いたとします。
誰が気にしますか。
その技術が何を示すか、を読める人なら、あ、それ面白いな、と思うかもしれません。
だけど、ゴースト作者にとっては何も関係が無い様に思えるでしょう。


だけど、簡単なC#SHIORIの例とともに、
「この方法を使えば、C#SHIORIが書けるよ。例えばこんな風に」と付け足します。
ゴースト作者の中には、少し興味を持つ人が出てくるかもしれません。


さらに、C#SHORIで多機能なゴーストを作って、
C#SHIORIが書ければ、APIも何も呼び放題だしDBもWebも使えるし超高速だぜー。例えばほら、こんなゴーストも作れちゃうぜー」
と付け足します。
さらに興味を持つ人は増えるでしょう。


最終的に、C#でのSHIORIを簡単に書けるフレームワークを作って、マニュアルとともに提供します。
そうしたら、それでゴーストを作ってみよう、という人が出てくるかもしれません。


もちろん、例を書いたりマニュアルを書いたりするのにはコストがかかります。
分かりやすい例、ぱっと分かる目的を提示しようとすればする程、そのコストは大きくなるでしょう。
繰り返し書きますが、趣味でやっているのであれば、そのコストを投下するかしないかは
勿論個人の自由であり、誰も制約しないし、誰も強制しません。