記号演算

Wiz★さん 20060516の日記より
http://teacup.paslog.jp/article/331880.html


>★数学記号
>フィーリングじゃないよ!
>定義してるよ!
>もともと、定義がしっかりしているものだから使ったのだし!


これ、私 id:wakaba007 さんのトコに書いた


>=も≒も≠も、みなさん意味を定義せずに書いてますから、
>要するにフィーリングですよね。


というコメントへのお返事でしょうか。


あまり引っ張ってもあれなのですが、でも面白いから引っ張っちゃう。
実は元々の設問がどこから出てきたのかは知らないで書いてますが…


これら記号は、論理演算とか数字に対しては厳密に定義されていますが、
自然言語に対しては定義されていないと思うのです。(当たり前ですが)


なので、ゴースト=作者、と書くと、人は元々の数学記号の意味から類推して、
ゴーストは作者と同じである、と日本語で読むわけですが。
当然、「同じである」のニュアンスの取り方は、人それぞれなのですね。


「ゴーストと作者は一致する物体、人物、である」という意味に取ると、
作者は(多分)人間だし、ゴーストはソフトウェアだし、で、
=で結べるわけがない、となりますし、
「語る思想、思考が一致している」という意味に取ると、
作者さんによっては=で結べる方も居るかと思いますし、
「元々同じ意識から派生したものである」という意味に取れば、
全員が=で結べることになるんじゃないかな。


つまり、=と書くということは(そういう意味では「同じ」という日本語を使っても)
意味の取り幅がとても大きいわけで、皆さん日本語の文章で補足された上で、
=であるとか=でないとか書かれていますね。


そういう意味で(記号単体としては)「定義されていない」「フィーリング」
という言葉を使ったのでした。