豚肉の缶詰にあらず

SPAM
豚肉の缶詰のほうではなくて、迷惑メールとかのほう。
最近ありとあらゆるところに出没するこの迷惑なSPAM、いったい全メールの
どれくらいを占めていると思いますか。


2割?5割?
とんでもない。


調査機関によって差はあるんですが、全メールのうち6割から8割がSPAMだそうです。
これではSMTPSpaM Transfer Protocolだと言われても仕方がないですね…


メールに限らず、トラックバックやコメントでもSPAMは蔓延しているわけで、
SPAMによって水ぶくれしたトラフィックを維持するためのサーバのコスト、
回線のコスト、SPAMを防御するためのシステムを導入したり構築したりするコスト、
届いたSPAMメールをぷちぷち消していくエンドユーザの手間というコスト、
GoogleなどでSPAMが引っかかってしまうために無駄に検索に費やされるコスト…


これらの「無駄なコスト」っていったいどれくらいになるのか、想像もつきません。
こういうコストは回りまわって、インターネットを使ってるユーザが全員で負担しているわけで。
あなたが払ってる月々の回線料の○割は、SPAMのために使われています、みたいな。


これは、インターネットという社会インフラに対する立派なテロだと思うんですけどね。
色々対策はなされていますし、撲滅は難しいのはわかるんですが、どうも手ぬるい気がします。